バックパッカーAとBの記録

弱小バックパッカーたちの旅行記

スペイン広場のミサンガ【イタリア・ローマ2】



2013/02/09 - B - Roma, Italy

2013年2月8日の為替レート:1 Euro = 125.49 JPY

ROMA

シェービングジェルとシャワー室で格闘した後、ベッドで寝ることができた俺は、翌朝ホステル・モザイクが用意してくれているシリアルを食べていると同室のブラジル人男に声をかけられた。

スペイン広場のミサンガ

ブラップルとスペイン広場へ

どうやらブラジル人男は彼女と一緒にこれからローマの町を回るそうだ。そこで同室の俺も一緒に回らないかと誘ってくれた。

持ち合わせられるすべての英語力を動員して、ホステル・モザイクは一泊しかせず、今日のうちに別の宿に移る必要があるから、朝の10時頃にはホステル・モザイクに戻っていたい、とだけ付記し、誘いに乗った。

ブラジル人のカップル(以下、ブラップル)は、阿吽の呼吸で肩車をしたかと思うと、街路樹のミカンを盗んでみたりしながらローマの街をどこを目指すでもなく歩いていく。

その途中で、俺がこの旅で一番多用した「Scusi!(スクージィ)」を教えてもらった。店員を呼ぶときや街の人に声をかけるときはこれをいうと、Excuse meと言うより全然反応がよかった。そりゃあ、日本でも外国人にExcuse meと言われるよりスゥミマセェンと言われるほうが心象がいいし。

トレヴィの泉とかをさらっと流しつつ、スペイン広場に到着する。ここはローマの休日でもおなじみの場所だ。

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▲スペイン広場。有名な階段

 

FREEHUGS(中年男性)

なかなかの賑わいだが、ここでブラップル男はフリーハグの看板を持つ集団とハグりはじめた。

俺はと言うと、フリーハグの集団構成員がことごとくおっさんだったためハグをする気になからなかった。俺のハグは安くない。

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▲フリーハグ集団は10人ぐらいいたと思う

 

一通りハグり終えたのを見届け、有名な階段を登る。登り終えたあとの景色もまたローマ感(ロマンというのか?)が溢れてベネだった。

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▲もぎたてのミカンを親指にさすブラジル人の彼女。遠くにサンピエトロ大聖堂が見える。

 

ジョー・ペシのミサンガ

だが、その時、俺らのロマン溢れる散歩を邪魔するおっさんが現れた。顔がジョー・ペシのおっさんは、ブラップルが俺から離れた瞬間を見逃さなかった。

 

ペシ「ナガトモ!ナガサキ!」

 

彼は陽気に話しかけてきた。旅人Aの言葉を借りると旅人レベル1のちょろい俺は、日本語を心得ているジョー・ペシに心を許した。

すかさず手首にミサンガをかけてくるペシ。ここで俺は気づいた。これ、友達が言ってたやつだ。

そう、かの有名なミサンガ詐欺である。これについては出発前にイタリアに旅行に行ったことのある友人から気をつけるよう言われていた。


俺「ミサンガいらないし、金持ってないよ」

ペシ「いらないいらない」

俺(絶対あとで金くれっていうよこれ。)

いつどのタイミングでハッキリ断ろうか決めかねるぐらい、緩やかに時間は流れる。まぁペシ一人ならなんとか戦える気がする…ブラップルもきっと味方してくれるだろう。

ついにミサンガが結ばれた!今だ、ハッキリ断ってやるぞ!!

 

ペシ「さぁ、20ユーロ」

俺「いや、ないよ」

すると、どこからかペシの仲間が2人現れ、取り囲まれた。

幾十秒かの抵抗むなしく、これ以上埒が明かないと思った俺は20ユーロを払ってしまった。

日本人同胞、申し訳ない。俺と言う前例があるからこれからも日本語の単語を熱心に勉強する悪いやつらが後を立たないんだ…。

 

イタリアにおいて、ジョー・ペシの顔のような浅黒くて彫が深く、粗野で金がなさそうな顔つきの人たちが話しかけてきても無視するのが正解である。

 

JOE PESCI / ジョー・ペシ - キャンバスクロック(A5 - アーティストによって署名されました) #js001

 

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