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バックパッカーAとBの記録

弱小バックパッカーたちの旅行記

ドバイ国際空港到着、入国。【アラブ首長国連邦・ドバイ(その1)】



2013/02/07 - B - Dubai, UAE

2013年2月8日の為替レート:1 AED = 25.49 JPY

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成田発ドバイ経由ローマ行き

201327日成田発。初めての海外旅行に選んだところはイタリアとスペインだった。

イタリアにはローマのフィウミチーノ空港に到着する。だけどローマは初めて踏んだ異国の地ではない。

ドバイ乗り継ぎ10時間

ローマまではエミレーツ航空を選んだ。エミレーツの航空機はその根拠地たるドバイに必ず立ち寄る。問題はドバイでの乗り継ぎの待ち時間だ。航空券を検索した時点で3時間と10時間の待ち時間を選べた。

ローマに着くことだけを考えれば、当然乗り継ぎ時間は短いに越したことはないだろう。だけど、「ドバイ」というまったく旅行先として魅力がない国(あくまで私見)の空港で何時間かくすぶる機会を得てしまったとき、かえってその魅力のなさが魅力に思えた。

端的にいうと、ドバイなんて目的地として設定することは一生涯なさそうだしドバイ空港に立ち寄る機会があるのなら市内にも行ってみるのもよさそうだと思った。

ドバイは発展著しい砂漠の金持ちの国という噂は耳にしている。世界一高い建物であるブルジュ・ハリファもこの国にある。オイルマネーで立てた砂上の楼閣を見てやろう。そんな衝動に駆られて、乗り継ぎ3時間の便ではなく、ドバイに到着してから10時間後に出発する便を選んだ。

ちなみにこのとき購入した成田⇒(ドバイ)⇒ローママドリード⇒(ドバイ)⇒成田の航空券は91,230円だった。

ドバイ国際空港到着

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いつの間にか初の出国を済ませ成田空港を発った俺は12時間のフライトを終え、朝5時ごろ、ドバイ国際空港(DXB)に到着した。

ここで経験がなかったことがたたり、最初の難関に阻まれた。そもそも乗り継ぎで立ち寄った空港で入国していいのかわからなくなったのだ。

本来なら乗り継ぎで到着した身分の俺は[transfer]の順路に行くべきではないか。だけど今回は入国したいので、[arrival]の経路をとる必要がある。乗り継ぎのチケットを持っている身分で一回「到着」して本当に大丈夫なのか、引っかかってしまったのだ。

無駄でしかない逡巡の後、覚悟を決め[arrival]の表示にしたがって進んだ。これでだめだったら最悪もう一度航空券買おう……。

なお、三週間の旅路でこの「失敗したときの損失が見えている問題」についてはその損失ありきで飛び込もう、という考え方をするようになった。大事な金を失うことは避けるべきことだけど、失敗を恐れて何もしない事のほうが恐ろしい。二度とこない機会は逃してはいけない。

ドバイ、入国

そして、入国審査の場所にたどり着いた。列に並びながらあたりを見回す。入国審査ゲートの奥、ドバイ国内側にいる人たちはきっとドバイ国民なのだろう。

アラブ圏だということもあり、おっさんたちは皆、頭と体に真っ白な布をまとっている。体にまとっている布はくるぶし付近まである長い布だ。そして歩いたり、話し込んで身動きをしたりするたび、その布がひらひらと揺らめく。その揺らめき方は、完全にワンピースのそれである。それも純白のワンピースのそれ。

段々、丸々太っているおっさんたちが少女のようにも見えてくる。ついには円になって話し込んでいるおっさんたちがちょっとかわいく……

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▲人型のスクリーンパネルに投影された謎の動画。ドバイのおっさんこれを着てもっと太っている

 

そんなことを考えているうちに入国審査の列が進み、自分の番が回ってきた。

入国審査自体は肩透かしというくらい簡単なもので、一言も会話せずチラとこちらの顔を見ただけでパスポートにUAEのスタンプが押された。

いや、正確にはチラと見た後に隣のブースの審査官とたわいもない世間話のようなものを始め、スタンプを押すまでちょっとだけ焦らされたのだが。これがある意味最初の海外体験である。日本とは職業倫理が違うんだと。

入国のスタンプが押されたことで、俺は生まれて初めて、異国の地に(法的に)足をつけた。入国審査官の指の脂がべったりついたパスポートを懐にしまい、空港出口そばのATMに向かう。

海外旅行のために海外キャッシュカードを作ってきている。新生銀行のキャッシュカードは日本円を口座に入れている分だけ、現地ATMで現地通貨の引き出しができるのだ。これを使ってディルハム(ドバイの通貨)を手に入れたい。しかし、なるべく少ない額に抑えたい。そもそも物価の高いといわれるドバイでどうしても買いたいものなんてないし、あるとしてもクレジットカードを切る。10時間しかいないドバイの現金を余すことは避けたい。

そんな打算と現地での使用量を勘案し、ATMで現地通貨を100AED(およそ2500円)だけ降ろした。ご飯なんか食わないで、移動にかかるお金と予備費で100AEDあれば足りると踏んだのだ。

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