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バックパッカーAとBの記録

弱小バックパッカーたちの旅行記

チャータータクシーで、カサブランカからマラケシュへ行く【モロッコ 2016 - 2】



2016/09/15 - B - Casablanca, Morocco

2016年9月15日の為替レート:1 MAD = 10.53 JPY

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サンタナのSmoothを聴きながらいい気になってしまった俺は、ついに到着したモロッコでの旅路に胸をときめかせながら空港を出た。

 

鉄道でカサブランカからマラケシュに行った人の話はこちら↓

aandb.mediumbuddha.com

 

バックパッカーB、モロッコ人と出会う

出口から一歩外に出たとたん、「タクシ?」「タクシ?タクシ?」と大勢の男達に執拗に話しかけられた。

近づいてきて話しかけてくるやつには「NO」と言って追い返すが、順番にたくさんの男達が聞いてくる。だんだん答えるのも億劫になってきた。だいたい、どうして目の前で客引き失敗してるのを見てるのに同じ手で話しかけてくるんだ。

この客を捕らえんとする熱量はこれまで体験したことのないものであり、日常に飽いて旅に出た身としては「これこれ、こういうのがほしかった」と、うざいながらもうれしい感触だった。

 

誰が言い出したか知らないが、世界三大ウザイ国に名を連ねるモロッコの人々との、最初の交流である。

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事前チャーターのタクシー

最初の2泊はRiad house13に泊まる。この宿はマラケシュにある日本人宿だ。

aandb.mediumbuddha.com

 

マラケシュまでのタクシーは、house13が手配してくれた。事前にhouse13と連絡をしておけば、同じ時間帯に空港に到着するほかの宿泊客と相乗りして宿まで送ってくれることになっている。(もちろん希望しなければ自力で公共交通を使って宿まで行くことは可能だ。)

タクシーだと3,4時間程度でマラケシュまで着く。値段は1200MADで、これを人数で割る。今回は幸いなことに二人の同乗者がおり、同じ日本人宿に泊まる日本人同士として、またモロッコという一癖ある国を旅行先に選んだ旅人同士として、道中、話はよく弾んだ。

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チャータータクシーのいいところ悪いところ

ラクだし安全だし、タクシーええやん

1台1200MADを3人で割って一人400MAD。鉄道が130MAD程度であることと比べると高い気がしていたが、気のいい日本人とおしゃべりをしつつ過ごすだけで宿までつくのはこの上なく楽だったし、後に宿で先客が鉄道でマラケシュに向かう途中ウエストポーチを開けられて(!)財布をすられたと聞いて、Aが体験した鉄道での苦労話もあったし「タクシーええやん」と思えるようになった。

 

チャータータクシーのダメなところ

公平中立がモットーな俺はタクシーにも悪い点も紹介する。もしかしたらこのタクシーだけかも知れないけど。

 

まず、事前の連絡で「名前を漢字で書いた看板を持って空港出口正面で待ってる」と聞かされていたのに、どこにもいない。30分以上探したけど、見当たらなかった。連絡手段もないだけにこれは結構不安だった。もっとも、混雑により飛行機の到着時刻から結構時間が経っていたこともあり運転手も痺れを切らしたんだろう。

そして、運転が荒い。高速道を130キロで走りつつ意味もなく車間をつめる。さらにいつもタイヤが走行車線と追い越し車線の間のラインを跨いでいる。これも結構不安だった。

危険を感じ俺がシートベルトを締めようとすると「ノーノー、ノーニード、モロッコノーニード」と言ってくる。これがなんとも「法的に必要がないからつけなくていいよ」というより「俺の運転を信用しろよ。ベルト、つけないよな?」と言っているようにも聞こえる。

さらに車が異常に古い。ベッコベコのメルセデス・ベンツだ。写真を残していないのが悔やまれる。たぶん70年代のものだ。車種はW116とかだとおもう。

これをリュウやケンに2秒ぐらいボコボコにされたような車だった。道中見た他のタクシーも皆同じような型式で、どれもストリートファイター達の戯れに供された形跡がある。なかなかに不安だった。

 

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モロッコはオモシロイ

鉄道を利用したAも、タクシーを使った俺も、モロッコという国を到着直後から全身で味わえたという意味では同じだろう。

グローバライズされたフランチャイズが全世界で同じサービスを提供するように、モロッコ人はどこで何をしてもモロッコ人のクオリティを見せてくれる。旅を終えた今となれば、モロッカン・スピリッツのエッセンスが空港到着後最初の数時間の中に惜しみなく現れていたことがよくわかる。

惜しむらくは最初の数時間の適切な記録写真を残していなかったため、猫の画像でお茶を濁すことしかできないことだ。もちろんモロッコの猫であることは保障する。安心して欲しい。